迷ったらこれだけ。レタッチの4つの基本。

写真レタッチ入門

迷ったらこれだけ。
レタッチの4つの基本。

水平垂直 / 整理整頓 / シャドウとハイライト / 色温度。
スマホでも今すぐできる、迷わないレタッチの地図。

レタッチは「引き算」。
気になるところを1つずつ直すだけでいい。

ケンさん

「レタッチってむずかしそう…」って思ってる人、多いよね。 でもね、実は4つのことを覚えるだけで、写真がぐっとよく見えるようになるんだ。

色とか明るさとかいろいろあるけど、最初は「傾き直して・余計なもの消して・明暗整えて・色の雰囲気決める」この4つだけでいい。 スマホのアプリでも全部できるから、一緒に見ていこう!

覚えることは、この4つだけ。

この順番でやるのがおすすめ。

STEP 1

水平・垂直

傾きをまっすぐに整える。地面・水平線・建物の縦ラインを基準にする。

STEP 2

整理整頓

クロップ(切り取り)で余計なものを枠外へ。主役を画面の中心付近に。

STEP 3

シャドウ・ハイライト

暗い部分(シャドウ)を少し持ち上げ、明るすぎる部分(ハイライト)を抑える。

STEP 4

色温度

写真全体の色の雰囲気を「暖かく/涼しく」調整。ホワイトバランスとも呼ぶ。

この4つで「形・構図・明暗・色」がすべて整う。

他のスライダーは全部触らなくてOK。まずここから始めよう。


Step 1

水平・垂直 — 傾きをまっすぐに

これだけで「ちゃんと撮れた写真」に見える。

Before

地平線が斜めになっている

「なんか落ち着かない」感じの原因

After

地平線が水平に整った

それだけで「安定感」が生まれる

何を基準にすればいい?

風景・海:水平線をまっすぐに

水面や地面と画面の横辺が平行になるように

建物:柱や壁の縦ラインをまっすぐに

窓の縁・ドアの枠が画面の縦辺と平行になるように

ポートレート:肩のラインを水平に

人物の両肩が傾いていないかチェック


Step 2

整理整頓 — 余計なものを切り取る

写真は「引き算」。余計なものを外に出すだけで、主役が引き立つ。

ケンさん

クロップ(切り取り)って、部屋の片付けとおんなじなんだ。 テーブルの上を片付けるとき、メインの料理以外のものをどかすよね。 写真も同じで、「見せたいもの以外」を枠の外に押し出す。それだけでぐっとすっきり見えるよ。
Before

余計なものが目に入る

主役の花がどこかわかりにくい

After

花だけが主役になった

切り取るだけで印象が変わる

切り取るときの3つのチェック

1

主役を中心か少し上に置く

四隅の端ギリギリに主役を置かない

2

端に手・足・頭が半分切れていないか確認

人物が途中で切れると不自然に見える

3

縦と横、どちらが「主役を活かせるか」選ぶ

背の高い被写体→縦、広い風景→横が自然


Step 3

シャドウ・ハイライト — 明暗を整える

「暗すぎる」「白飛びしてる」を、2つのスライダーで直す。

スマホアプリのスライダーはこんなイメージ

シャドウ(=暗い部分)

+30 ↑ 少し明るく
−100 +100

→ 暗い影の中の表情や模様が見えるようになる

ハイライト(=明るい部分)

−30 ↓ 少し暗く
−100 +100

→ 空が白く飛んでいた部分に雲や青空が戻ってくる

覚え方のコツ

暗い → 「シャドウを上げる」
白トビ → 「ハイライトを下げる」

全体の明るさ(露出)を変えるのではなく、
明るい・暗いをそれぞれ別に直すのがコツ。

ケンさん

よくある失敗が「明るさ(露出)を上げすぎて全体が真っ白」になること。 全体の明るさを上げる前に、まずシャドウだけ持ち上げてみて。 それだけで顔の暗さが改善されて、背景の空は白く飛ばずに済むことが多いよ。

Step 4

色温度 — 写真の「温度感」を決める

むずかしい言葉だけど、要するに「オレンジ寄り?青寄り?」を決めるだけ。

色温度のスペクトル

低い(寒色)

ひんやり・夜・曇り
の雰囲気

標準

自然な白色

高い(暖色)

温かい・夕方・カフェ
の雰囲気

青寄りにする(低くする)

海・雪景色・クールな雰囲気を出したいとき

オレンジ寄りにする(高くする)

夕焼け・カフェ・ほっこりした雰囲気を出したいとき

「なんか色が変…」の原因はたいていこれ

蛍光灯の部屋で撮ったら緑っぽくなった → 色温度を少し上げて暖かくする

夕焼けなのにオレンジが薄い → 色温度をさらに上げて雰囲気を出す

晴れのつもりがなんか黄色い → 色温度を少し下げてすっきりさせる


ケンさん

どうだったかな?たった4つだけど、この順番でやるとほぼどんな写真も整うんだ。

水平垂直 → 整理整頓 → 明暗 → 色温度
「形を決めてから、色を整える」という流れを覚えておくと迷わないよ。 最初はうまくいかなくても全然OK、何枚も触ってたら手が覚えてくれるから!

水平 → 整頓 → 明暗 → 色。
この順番だけ覚えればいい。

今日からできること

さっそく1枚、直してみよう。

読んだだけでは忘れてしまう。今スマホのカメラロールを開いてやってみて。

スマホの人

→ ステップ 0 から今すぐ

カメラ+PCアプリの人

→ ステップ 0 も参考に

0

スマホで今すぐ

カメラロールから1枚選んで、標準の編集アプリを開く

iPhoneなら「写真アプリ → 編集」、Androidは「ギャラリー → 鉛筆マーク」。特別なアプリは不要。

1

「切り取り」アイコンで傾きを直す

「水平」スライダーを動かして地平線・床・壁がまっすぐになるか確認。1〜3度動かすだけで変わることが多い。

2

クロップ(切り取り)で余計なものを外に出す

端にある人の手・ゴミ箱・電柱を枠外へ。主役が中心近くに収まるように調整する。

3

「シャドウ」を少し上げる(+20〜+40が目安)

顔が暗い・背景が真っ黒ならここを触る。明るくなりすぎたらすぐ戻してOK。

4

「ハイライト」を少し下げる(−20〜−40が目安)

空が白く飛んでいたら下げてみる。雲や青空が戻ってくれば成功。

5

「色温度(暖かさ)」を雰囲気に合わせて微調整

暖かく見せたいなら少し上げ、すっきりクールに見せたいなら少し下げる。どちらでもないなら触らなくてOK。

慣れてきたら

次は「コントラスト」と「彩度」に挑戦しよう

コントラストは明暗の差をはっきりさせる。彩度は色の鮮やかさを調整する。この4つの基本が手に馴染んでから、少しずつ試してみて。


理解度チェック

4つの基本、覚えてる?

直感で選んでOK。読んだ内容をさっと振り返ってみよう。

diagram-camera スキルで作成